はじめに
著者は、四角さんと書いて、『よすみ』さんと読むみたいです。
珍しいお名前ですね。
四角さんは、
と言う経歴の持ち主らしいです。LaKe Edge Nomad lnc.代表。レコード会社のアーテイストプロデューサー時代に、7度のミリオンセールス、CD売上累計2千万枚を記録。
現在は、ニュージーランドの湖畔と東京を拠点とし、大自然と都市空間を往来するノマドライフを送りながら、クリエイティブ、アウトドア、ニュージーランド関連企業のアドバイザーを務める。
また、上智大学、京都精華大学、慶應大学、立教大学、獨協大学、法政大学など複数の大学で"ライフスタイルデザインノ/セルフプロデュース"をテーマとした講義を実践するかたわら、登山雑誌の表紙に登場するなど複数のネイチャー系雑誌で連載を持ち、様々なメディアで執筆活動も行っている。
お恥ずかしながら、読んでる時に、『おいおい、これ30歳そこそこの若造が書いているのではあるまいな?』と思ってしまったのですが、経歴を見て一気に、『素晴らしい!』などと思ってしまいました。
イチローさんも言っているように、
『結局は何を言うかではなく、誰が言うかだ。』
と言う事を実感してしまいました。
同じ事を言ってもその背景でこんなにも感じ方が変わってしまうなんて、僕はダメな人間です。
本の内容
題名のとおり、いらないものは徹底的に捨てろ。むしろいらないものを見極めるためにいる(かもしれない)ものも捨てろ。
と説きます。
ただ、題名に20代とありますが、特に20代に限らない話しになっています。
- 物をお金について
- ワークスタイル(仕事)について
- メンテナンス(健康)について
- 人間関係について
- ライフスタイル(生き方)について
一説を引用します。
モノ、人、仕事、お金、そして水。
なんでも、一箇所にとどまらせていると、次第に淀みはじめる。
それはやがて、あなたの思考と人生を濁らせる。
自然界で水が循環するように、人間が呼吸で排出した二酸化炭素を、植物が光合成で酸素に戻すように、身の回りにあるモノも、人も、より求めている人へ、より必要とされている場所へリリースし、どんどんループさせよう。
あまり使わなくなった道具があれば、それを喜んで使ってくれそうな人を探そう。
今やっている仕事でも、それをやってみたい人がいたら譲ってしまおう。
チャンスがやってきたら、そのチャンスを待ち望んでいた別の人に渡そう。
素敵な人に出会ったら、より付き合いが深くなりそうな人に紹介しよう。
すごいアイデアが思いついたら、一番うまく活用してくれそうな仲間に話そう。
最終的には、自分の手元からすべてなくなる、という不安があるかもしれない。
でもぼくらは元々なにも持たず全裸で生まれてきているんだ。
見返りは求めなくてもいい。
出したら出した分だけ、また新しいものが入つてくる。
そして多くの場合、本当に欲しかったものが向こうからやってくるようになる。
人でも、仕事でも、お金でも、実は全体量は変わらないんだ。
大切なことは「自分はなにが大好きか」をつねにハッキリさせておくこと。
それを人に伝え続けること。
目に見えないけれど、地球上に存在するこのすばらしい。「循環システム」は、モノも人も情報もチャンスも、大好きな人のところに集まるようにできているから。
「これくれるならあげる」から 「タダでいいからどうぞ」へ。
最後に
ざっと読むだけなら、30分くらいで読めてしまいます。
そのくらい、文書が簡潔で伝えたい事がきちんと伝わってくる。
引用した文書でもわかるように、1つの章は非常に短く二ページ程度です。
おそらくは、普段気になった事や思いついた事を一言でメモしておいて、そこに理由や例などの肉付けをして文書を完成させたのかな?
と思うのですが、どうなんでしょう。
仕事で使うマインドマップのように非常に理路整然と整理されていて頭にすっと入る。
先日紹介した【書評】スタンフォードの自分を変える教室ー非常に読みづらいけど中身は濃い本 あたりとは、対象的です。
さて、何をすてましょうか。
以上です。
補足:本文からの引用はこちらで紹介したアプリで行なっています。
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