はじめに
雨の週末でしたので、思わずDVD見ちゃいました。図書館戦争は、有川浩さんの同名小説を原作に、雑誌ダビンチで主演俳優を読者投票によって決めた映画。
岡田准一さんのアクションは、SP同様非常に見事で、日本映画らしからぬアクション映画になっています。
内容は、人によっては感情移入が難しいかもしれませんが、アクションと、岡田准一さん、榮倉奈々さんの魅力がいっぱいの映画です。
ストーリー
あらゆるメディアの表現を規制する「メディア良化法」が施行された、もうひとつの世界。本に関しても検閲が行われ、「公序良俗を乱す」とされた図書は、排除され焼かれていた。
検閲に対抗するために生まれた図書館自衛組織「図書隊」。
笠原(榮倉奈々さん)は、高校生の時に、読みたかった本を本屋で見ている時に、検閲が行われ本が奪われてしまいそうになる。
その時現れた図書隊に助けられた経験から、自らも図書隊への入隊を志願し、図書隊になる。
図書隊の上官、堂上(岡田准一さん)は、事あるごとに、笠原に厳しくあたる。
笠原は、堂上に文句を言いつつも、高校生の時に助けてくれた図書隊員を「王子様」と崇めて必死に訓練に耐えていく。
同期の手塚(福士蒼汰さん)にコケにされたり、柴崎(栗山千明さん)とくだらないおしゃべりをしたりしながらなんとか、図書隊の特殊部隊に採用される。
そんな折、図書隊の財源であり良き理解者だった財閥の会長がなくなり、重要な書類が保管される施設が閉館される事になり、書籍を図書隊が引き受ける事になる。
なぜ「メディア良化法」が施行されたのかの謎が明らかになってしまう可能性のある情報が含まれるため、メディア良化委員会との抗争は必須だった。
そんな中、何故か笠原だけが特殊部隊から外されてしまう。
メディア良化委員会との激しい抗争の中、新たな事件が起きる。
図書館の自由に関する宣言
第1 図書館は資料収集の自由を有する
第2 図書館は資料提供の自由を有する
第3 図書館は利用者の秘密を守る
第4 図書館はすべての検閲に反対する
この宣言、本当にあります。
図書館の自由に関する宣言
原作者の有川浩さんは、この宣言を見てこの物語を思いついたとか。
難しい内容だけど
映画は、比較的コミカルに、圧倒的なアクションシーンも交えながら進みますが、その根底のテーマは、表現の自由、情報収集の自由など、難しい内容です。ですので、僕なんかは、うーん、どうしてそんなに表現を規制したいんだろう?とそっちがわからなくて、物語にあまり入り込む事が出来ませんでした。
本を読んでいないので、もしかしたら映画だからあえてその部分の描写をごっそり取ってしまっているのかもしれません。
本当は、なぜ政府がそこまで検閲をしたかったのか、なぜ図書隊が認められたのか、をもう少し詳しく描写したら作品としての深みが出たように思います。
情報の流通は急速に変わっている
おそらく、有川浩さんがこの作品を書いた時よりもさらに、表現の自由の名の下に、世の中はありとあらゆる情報が流通するようになっています。下手をしたら企業の発表前の情報だって、ある個人がちょっと気を抜くだけで流通してしまいかねない状況です。
あまりにも度をすぎると、下手をすると本当にそれを規制されかねません。
そして規制は、ある一定のルールによってしか行う事が出来ず、例外は認められない。
例え、友達同士のたわいない会話ですら、ルールに合わなければ規制されかねない。
映画にあるように、政府が政府の論理で日本の表現の自由を規制するような事があると、本当に日本に住む事を選択しない人が増えるかもしれませんね。
最後に
映画としては、目が離せないくらい引き込まれる映画ではありませんが、岡田准一さんのアクションと、榮倉奈々さんの可愛いらしさはさすがです。特に岡田准一さんが榮倉奈々さんの頭をポンポンするシーンは久しぶりにドキドキしちゃいました。
あと、身体は鍛えないとなぁと思います。ww
以上です。