たくさんの本を読んで感銘を受けたのに、なぜか仕事や生活に活かせない。
そんな悩みを持っている人は多いはず。
そんな方は、本書を読んで本の読み方を変えてみてはいかがでしょうか?
タイトルは、『速読術』となっていますが、本を単純に早く読むことではなく、本から得た知識を仕事や勉強に活かす事を考えた読み方を提唱する本です。
2013年に読んだ本の中でもっとも感銘を受けた本でした。
読む前にその本から何を得たいのか決めてしまう
本書は、本を読む前にどんなアウトプットを出したいのか?を考えてから読み始めることを提唱しています。文章で読むとへぇ〜という程度のことなのですが、実際にやってみると、かなり驚きの発想です。
まず、やってみてください。1冊の本を手にとって、この本から何を得たいのか紙に書き出してから読み始めるのです。
15分でアウトプットまで行う
著者が推奨するフレームワークの基本は以下のとおりです。- 目的・ゴールを明確にする
- 誰のため?何のため?を明確にする
- 16コのキーワードを抽出する
- 16コのキーワードから3つのキーワードを自分の言葉で書く
- 30秒で説明する。
目的・ゴールを明確にする
「行動」に繋げたいのか?「解決」に繋げたいのか?などゴールによって、7つのフォーマットがあるといいます。ただ僕が読んで実践した限り、7つものフレームワークを使いこなすのは難しいので、基本的には、「行動」の以下のフォーマットがわかりやすいです。
真ん中に「誰のため?何のため?」の目的をまず記載します。
そして本を読み始めて、これはポイント!と思う16コのキーワードを書いていきます。
最後に目的の周りに3つの円を描いて、自分の言葉でキーワードを記載します。
そしてこの図から、説明用の文章を書いてみます。
例えば
本を読む時にどんなアウトプットを出したいのかを考えてから読み始める。そのためのフレームワークは。。。そうすることで読んで終わりの読書から知識を活かすことが出来るようになる。
など。
知識とは目標を達成するための手段
著者はいいます。本は読むことではなく、知識や行動や成果に結びつけていくことで価値がある。
最後に
言うは易く行うは難し。とにかく、騙されたと思って実践してみる。
やってみると意外と面白いです。
やってみて、自分なりに創意工夫してみる。
そうすることで新しいやり方が見つかって、いつの間にか本の知識が自分のものとなっていて行動を変えることができるようになっているかもしれません。
僕も僕なりのやり方を創意工夫してみます。
以上です。