2008年の書籍なので少し前の本ですが、ノートを使って夢を実現するために思考を整理するというアナログな方法について、非常に興味深い考察をしています。
すべてを書き出し関連性をみつける
自分の欲望を罫線のないリング付きB5ノートにすべて書き出す。行動レベルのToDoにブレイクダウン出来るまでどんどん加筆する。
書きだしたキーワードを線や矢印でつないで関連性を持たせる。
ここまでであれば、マインドマップやその他方法論と同じですが、著者はあらゆるノート術の『いいところどり』をすることを薦めています。
他者の方法を参考にしつつ自分にベストフィットする方法論を模索すべきだということです。
著者自身も様々な方法を試しては、失敗を繰り返し自分なりの方法を見つけたとのこと。
ポイントは加筆・修正
著者いわく、ポイントは後日見なおして加筆し修正することだということ。あとから見直すと、何か違う発想を思いつくことが多く、ひとつしかないと思っていた解決策に対して様々な角度から検証することで、いくつかの解決策が見つかったりするとのこと。
ひとつの課題に対して複数の解決策を常にもっておくことをオプション思考というらしいです。
偉人たちはとにかくメモ魔
著者によれば、レオナルド・ダ・ヴィンチ展で展示されていたものの中に膨大な量のノートがあったとのこと。とにかく偉人と呼ばれた人たちはメモ魔が多く存在しているようで、その量も半端ではないのだそう。
たくさんの無駄かもしれないことを繰り返して、偉人と呼ばれるような功績を残したというお話はとてもためになります。
僕たちもとにかくいろいろなものに興味を持ってメモしまくる習慣をつけてみたいものです。
以上です。