【書評】スタンフォードの自分を変える教室ー非常に読みづらいけど中身は濃い本

2013年4月5日金曜日

書評

t f B! P L
本書は、ケリーマクゴニカルさんがスタンフォード大学で行った人気講座をまとめた本らしいです。

帯によれば、心理学、神経科学、経済学まで交えた、97%の学生に影響を与えた驚くべき、自分の存在能力を引き出すレッスン、なのだそう。



実は詳細な内容は、結局半分も読めませんでした。

あくまでも僕の読書の仕方の問題ですが。

理由としては、

  1. インデクスが中身で訴えたい事を正しく表現していない。
  2. 重要な箇所が太文字などで記載されていない
  3. 章末の本章のポイントが魅力的ではない。


と感じてしまうために、インデクスや、太文字、まとめをまず飛ばし読みして、重要だと思われる部分を深く読む事が出来ないのです。

なので、全ての文書を読む事になるのですが、面白いところは面白いのですが、例などが多く眠くなるのです。

ただ、はじめて人間の脳がなぜそのように反応するのか、という類いの本として、本書を手にとった方にとっては、結構驚きの内容が書いてあると思います。

特に、気になったのは、人は死に関するニュースなど、本能的に恐怖を感じる刺激を受けると、「本人が意識することなく」いつもよりも高価な買い物をし易くなるなのだそうで、こういった脳の構造を悪用した商売には注意が必要です。

引用

死亡事故をみたらロレックスが欲しくなる。

死の恐怖を感じたことで、私たちの中には無力感を打ち消そうとする、止むに止まれぬ衝動が生まれます。
それで、なんでもいいから安心感や安らぎを与えてくれるもの、自分が強くなったように感じさせてくれるお守りのようはものにすがりつくのです。




気合いと時間がある方は、内容は濃い本だと思いますので、オススメです。

以上です。

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