仕事は楽しいかね? | ||||
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【どんな人向け?】
まじめに一生懸命仕事をしてきた。手際だって良いほうだ。なのに一向に出世できないような人【どんな本?】
吹雪で空港に閉じ込められた主人公が、妙なおじいさんに話かけられるところから物語ははじまる。「仕事は楽しいかね?」
主人公はいぶかりながらも、空港に閉じ込められたいらだちもあいまって、自分の過去の仕事のことを話しはじめる。
自分が35歳であること。
働き始めて15年の間に、何か誇れるようになったものがあるとすれば、「そこそこの給料をもらっている」だけだと言うこと。
週に50時間以上仕事に費やして昇給はスズメの涙ほどだということ。
また、過去に友達と印刷会社を立ち上げて失敗し貯金を使い果たしたこと。
おじいさんは、ひとつひとつ主人公に話しはじめる。
「人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらないことが「何度も」繰り返されていくのだよ。」
「人々はしたくもない仕事をし、同時にそれを失うことを恐れているんだ。」
そして、主人公自身が考える成功のための戦略の話しをしてほしいと言う。
「目標の設定」「自分の人生を管理する」「生きる姿勢を変える」「新しい自分を築く」「敬遠すべき考え方や固執することを排除する」「他人の成功を範として自分の成功を生み出す」
主人公が言い終えると、おじいさんは紙に大きく×印をつけた。
そして、
「試してみることに失敗はない」
と大きな文字で短い文字を書いた。
君は最初に陸にあがった魚は長期にわたる目標を持っていたと思うかね?
彼らはね、他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしているんだ。
【いつ読むの?】
僕が主人公と同じ年ということもあり、やはり30歳を超えた年代で読むのが一番心にすっと落ちると思います。【読むのにどくらい時間がかかる?】
およそ3時間もあれば読めます。【どうやって読むの?】
カーリルで検索して図書館で借りることもできます。 図書館以上です。