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はじめに
一般的な感覚として、オンデマンド動画配信サービスって、正直良くわからない、使ってみたけど結局見たい番組なくて使わない、と言うのが正直な感想ではないでしょうか。僕も、マンションがジェイコムに入ってと言うので、入ったのですが、結局一回だけ見てもう三年間くらい使ってません。
ジェイコムはオンデマンドではないけれど。
理由は単純で、見たい番組がなくつける一手間が面倒だから。
見たい番組は人それぞれだと思いますが、僕にとっては、間違いなく昔のドラマがたくさん放送されていてその度にお金がかかるのではないとしたら、見ます。
特に、DVD化されていない、「この世の果て」は見たいなぁ。
この度、HuluがTBSと提携してTBSオンデマンドの動画を配信し始めたようです。
Huluも正直、良くわからないオンデマンド動画サービスと言う印象でしたが、日本の昔のドラマを手に入れ始めた事で、一気にありかもしれないオンデマンド動画サービスに、なるのでしょうか?
月額980円。払っていると認識する金額が大事
記事によれば、
980円というプライスポイントはとても重要です。ワンコインで払える額ではなく、払っている意識を感じさせる金額設定だと思っています。払っている意識を持っていただくことはとても大事で、その意識に見合うサービスをきちんと提供しなければならない。ワンコインに抑えるのは価格的に魅力がありますが、実は払っていることを忘れられてしまう金額設定でもあるのです。忘れられるとHuluを見るという意識も薄くなる。Huluではアクティブユーザーの割合が非常に高いのですが、980円という金額設定もアクティブユーザーの高さに寄与していると思っています。
との事。
日本上陸から約2年、Huluが築いたシンプルでわかりやすいVOD--日本代表マリーニ氏に聞く - CNET Japan
確かに、毎月100円なら、まぁ見なくても100円だからいいか、と思いますが、980円だと、本当に見ないならやめるか、と思います。
どうせなら見るか。とも。
なるほど。ユーザに払ってもらう金額は、単なる収益ではなく、ユーザーの質を高める効果もあるのですね。
コンテンツホルダーとどう向き合うか
テレビ局の方や、代理店の方と仕事した事ない人には、おそらく最も不思議な事のひとつに、韓国のドラマはバンバンネットで見られるのに、なんで日本のドラマは、ネットで見れないの? と言う事はないでしょうか?
僕は、本当に不思議に思ってました。
誰がどう考えても、日本のドラマのほうが面白いし、お金になりそうなのに、なんでどこもやらないの?と。
でも、日本においては、動画コンテンツの配信権限を持っているコンテンツホルダーの既得権益が複雑に絡み合っていて、日本の昔のドラマ一本配信するのも、本当に大変でとてもお金がかかるのです。
そんな中、Huluは、2年かけて丁寧に交渉しました、以上に本当に大変な道をくぐり抜けたサービスとして個人的にとても興味があります。
日本のローカルコンテンツを増やすことは最も力を入れて取り組んでいる仕事です。常に増やすことを考えていますし、努力もしています。ですから想定どおりというよりも、今まで取り組んできたことがここ最近数多く実を結んだというのが正しいかもしれません。日本のコンテンツはクオリティも高いですし、Huluの中でもかなりよいパフォーマンスを出していますから、これからも増やしていきたいです。
最後に
個人的には、TBSオンデマンドに加えてフジテレビオンデマンドまで入ったら、980円てかなりお得だと感じる人増えるのではないかな?と思います。そうなったら、ドラマは評判を聞いてから見始めると言うスタイルも一般的になるのでしょうか?
以上です。