はじめに
朝、目が覚めてNewsifyを開くと、そこはAppleのニュース一色。まるで世界が変わってしまったかのような興奮に圧倒されました。
僕もその熱気を受けて奥さんに、「ついに新しいiPhoneが発売される!ドコモからも発売だって!」と報告したら、「へぇ。」と冷たい反応。
別にみんなが興奮しているわけではないのね。
でもまぁ嬉しい事に変わりはないので、想像も含めて発表された内容をまとめておきます。
指紋認証ボタンが搭載!
「Touch ID」と呼ばれるホームボタンが搭載されるようです。今までは、セキュリティのためにiPhoneを立ち上げるたびにパスワード入力していた行為が指紋登録しておくと、本人の指紋を認証してパスワード解除するようです。
小さな1ステップですが、毎日何百回とやる行為がなくなると言うのは、時間も精神的負荷も格段に下がります。
また、人によっては奥さんにパスワードがばれてiPhoneの中を見られてしまった! なんて事もなくなるかも?w
なんか、すごく楽しそうです。起動もかなり早い!
ハンズオン動画がすでにアップされていました。
冗談はさておき、これはまずはセキュリティのための技術ですが、ありとあらゆる場面を変えてしまうかもしれません。
ここからは、これからの想像ですが、僕が想像するTouch ID」が変えてしまうかもしれない未来を書いてみます。
決済
例えば、決済においては、カード会社に指紋登録する事が生まれるかもしれません。カード番号の入力と指紋認証が行われなければ決済されないようにも出来ますし、逆に指紋認証のみで決済する事も可能になります。
Apple Storeではすでに指紋認証だけで決済が可能になるようです。
SquareのようなサービスはiPhoneに取り付けてカードを読み取る事が必要ですが、今後はハードウェアは一切いらなくなるかもしれません。
対象者に指紋タッチしてもらえば、決済が完了なんて恐ろしい未来になるかもしれません。
コップの指紋は拭き取るのが日常に?w
アプリ
指紋認証を使ったアプリが登場するかもしれません。指紋認証で相性診断や占いなどはすぐに出てきそうな気がします。
ただ、それが出来てしまうと、指紋情報をやたらめったらに送信することになるため、Appleが制御するのかな?
あなたの指紋は取られている!みたいになるのかなぁ。恐ろしい。
でもAppleの公式ビデオによれば、アップル - iPhone 5s - ビデオ指紋認証はA7チップ上でのみ行いその他にはもらさない、通信も行わないと言っているので、大丈夫なのかな。
いずれにしてもAppleの保証する限りで使っている限りはある程度大丈夫かもしれませんが、脱獄のようにAppleの制限を外した瞬間にそこにある情報は盗まれる可能性にさらされます。
今後は、よっぽどのスキルのある人以外は、本当にAppleを信用するしかなくなるかもしれません。
iPhoneを持ったあなたはいつも見られている!
モーション・コプロセッサー「M7」とよばれる、ユーザーのモーションデータを常に記録し続けます事が可能になるとの事。iPhone 5Sに新搭載「M7」チップはユーザーの動きを常に記録し続けます。これってつまり? : ギズモード・ジャパン
歩いた道などを記録するアプリとしては、Movesなどがありましたが、とにかくバッテリーを使いすぎるため、よっぽどの理由がなければ使わなくなってしまいます。
しかし、発表によればバッテリーをほとんど使わなくても、あなたの行動をトレース出来るようになるとの事。
これは歩いた道レベルの話しではなく、あなたがどちらを向いていたのか、スクワット(上下)していたのかなどの詳細レベルの話しになるようです。
この技術は、ユーザーとしてすぐにピンとこないかもしれませんが、作り手側にはかなりの革命を起こすかもしれません。
この技術が進歩すれば、例えば道を挟んだこちらのお店にするか、あちらの店にするか悩んだ時にアプリは、あなたが向いた方向のお店の情報をプッシュする事も可能になるかもしれません。
あなたはiPhoneを持って向くだけでいいのです。
ちょっと怖いですね。
1000パターンのフラッシュ
以下の記事によれば、1000パターンのフラッシュが搭載されるとの事。iPhone 5sについて、知っておくべきこと全て : ギズモード・ジャパン
カメラの性能も格段によくなると言う事なのですが、今まで不思議だったのは、iPhoneは意外とカメラのフラッシュについてはこだわっていない事でした。
カメラのフラッシュと言うのは、かなり遊べると思うのです。
例えば、ライブでみんながアプリ落としてくれれば、みんなのiPhoneを順番にフラッシュたかせたり、着信で人によってフラッシュの点滅させかた変えてみたり。
今回あえて、フラッシュを1000パターンも出来るようにしたと言う事は、この分野でも全く新しい使い方、新しいイノベーションが起こるかもしれません。
カメラの進化で16GBじゃ使い物にならなくなる?
ディスク容量は、iPhone5と変わらず16GB,32GB,64GBの展開のようです。30秒でわかる「iPhone 5S」の基本スペックまとめ : ライフハッカー[日本版]
気をつけなければいけないのはカメラの性能が8メガピクセルになっているので、今まで以上にファイル容量がアップするということ。
また手ぶれ補正のために同時に4枚の写真をとってベストな統合をする、と公式ビデオでいっていましので、このあたりも容量にどう影響するのか気になるところです。
良く動画や写真をiPhoneで取って、iPhone上で保存しておきたい人にとっては16GBなんてあっという間に使ってしまうかもしれません。
僕は動画と写真で40GBくらい使ってしまっているので、64GBしか選択肢がありません。
本当は128GB出てくれると良かったのですが。
忘れてはいけないiOS7の革新!
今回、ハードウェアにばかり注目が集まっていますが、忘れてはいけないのは、iOS7の技術革新です。詳しくは以外の記事を参照してください。
iOS7が企業に与える衝撃とは | ReadWrite Japan
記事によれば、iOS7では、
アプリ管理機能(どのアプリやアカウントが企業データを含む添付ファイルを開くことができるかをコントロールする機能)であり、企業用のSSO(一元管理化されたユーザー認証処理)であり、アプリ毎のVPN(仮想プライベートネットワーク)である。
が実現できるとの事。
アプリ毎のVPN?! なんかすごそうだけど、すぐに意味がわからない。
例えば、ファイル管理アプリみたいなのを作ってそのアプリしか社内ファイルを開けないように出来るって事でしょうか?
そこから持ち出したとしても他のアプリでは開けない?
なんかすごくないですか?
社内情報統括部門としてはとっても助かるし、電子書籍みたいなファイルも勝手に他にコピーしたり出来なくなったりするのでしょうか?
この凄さをすぐに理解は出来ないのですが、なんか物事の考え方そのものを変える必要が出そうです。
最後に
やはり、Sシリーズはすごい!iPhone5が発表された時には、単に見た目が変わっただけと言う印象は否めなかったのですが、恐らくiPhone5で実現したかったことを実現したのがiPhone5Sと言う印象です。
これは5だけでなく、歴代Sシリーズが本当に実現したかったことのためのシリーズと言う印象を受けます。
そして、Appleは次の全く新しいプロダクトを作るために動きはじめているのでしょうね。
以上です。