はじめに
仕事が出来る人、と聞いてどんな人を思い浮かべますか?
僕は、どんな職種であれ、絵で考える人を思い浮かべます。
話し方でも、こちらに絵が浮かぶ話し方をする人と言うのは、すごくわかりやすい。
おそらく、本人の頭の中にも、絵が浮かんでいるのではないか、と思います。
本書は、まさに、絵で考えるための実演をおしえてくれます。
いつも、何かを考える時に何から考えればいいのかわからない、話しが伝わりづらい、パワーポイントの資料作りに時間がかかる、そんなすべての仕事人にオススメ出来る本です。
フレームワーク
筆者曰く、
との事。わたしは25年にわたり世界各地で企業のリーダーのお手伝いをしてアイデアづくりに携わってきた。
その経験を通じてつぎの3つのことを学んだ。
1.新しいアイデアを思いつくには、シンプルな絵を描くことが最強の方法である。
2.アイデアをすばやくふくらませ、吟味するには、シンプルな絵を描くことがいちばんだ。
3.自分のアイデアを誰かに効果的に伝えるには、シンプルな絵を描くのがもっともよい。
少々大げさかな?と思わなくもないのですが、僕も実務を通して、絵が描ける能力の重要性わひしひしと感じるので、あながち、大げさではないのではないでしょうか。
絵を描くフレームワークは、以下の図で表されます。
何を言っているか、わかりますか?
右上のところから、目でみる、心の目で見る、手の目でみる。
我々に生まれつき備わっている能力、五感の中で、脳で処理する際に、ニューロンの75%は、視覚からの情報のために使われているらしいです。
そして、脳は、数字を言葉で、示される事が苦手らしい。
だから、見てみよう。と言う事らしい。
次に、右下。
見る、視る、想像する、見せる。
言葉で説明するより、絵で見てもらったほうがわかりやすいかと。
集めて、吟味して、整理して考えを加えて、見せる。
まさに、企画書ですね。
そして、次に、情報を吟味して整理するツールとして、
なぜ、どのように、いつ、どこ、どれだけの量、誰/なに
が登場します。
特に、この部分が厚めに語られます。
情報をどのように整理するか?
多くの物事は、この部分だけでも能力に差が出て、そして、その後の結果を決定づける事が多いように思います。
おそらく本書の重要箇所で、130ページにも渡る解説と説明がありますので、是非読んでみてください。
きっと新しい発見があると思います。
最後に、想像するためのツール
SQVID
最後に
うーん、考えがまとまらないー。
と言う時と言うのは、得てして、基本的な事でつまづいている事が多いです。
そう言った時には、本書のような頼れるフレームワークに立ち戻ってみては、いかがでしょう。
問題は、問題がわからないこと。
たいていの物事は、基本に立ち戻る事で解決できます。
以上です。