【どんな人向け?】
あえて小学生高学年くらいになったら読んで貰いたいくらいの本。
【どんな本?】
幼くして両親を亡くした五人兄弟の末っ子キエは、ある街の丘の上に食堂を開きました。
お母さんが亡くなってから、働きに出る兄弟のために毎日お母さんが作ってくれたヤサボノと呼ばれる地域の郷土料理を兄たちに作り、喜んでもらえた事が嬉しくて、いつか食堂を開きたいと思い一生懸命にお金を貯めてやっとの事で開いたお店です。
お母さんの味を再現して、家族を笑顔にしたい。そういう思いから一生懸命に作ったヤサボノは徐々に人気になりお店は繁盛しました。
ある時巨大レストランが街に出来き次第にキエのお店はお客様が来なくなりました。
そんな時ガリブと言う、経営コンサルタントが近づいて来てヤサボノを低価格にしたりオマケを付けたりと言ったアドバイスをしてきました。
キエは藁にもすがる思いで、次々にガリブのアドバイスを実行します。
しかしいっときお客様は戻ってくれるもののすぐにライバルも同じ手段を実行し、窮地に陥ります。
またガリブに騙されてお金も底をつき借金までしてしまいます。
ガリブは逃亡し、もう後がなくなったキエがとった行動とは。
【いつ読むの?】
帯には世界一優しいマーケティングの教科書とあります。
本当に素晴らしいビジネスの本こそ子どもたちに読み聞かせるべきではないでしょうか。
【読むのにどくらい時間がかかる?】
1.5時間くらい。
最後に難しいマーケティングの解説がついていますが、読み飛ばしてしまってよいかと思います。
【どうやって読むの?】
図書館でも借りれます。
以上です。