本島、宮古島、石垣島、小浜島、西表島、いろいろ行ったのに、何故か一度も候補に上がらなかった久米島。
それもそのはず。
手に入る旅行雑誌や本には久米島の事は本当にわずかしか載っていない。
興味を持とうにも久米島の事がよくわからないのだ。
そんな中久米島の事だけを扱っている希少な本で発行が2013年と比較的新しく情報もフレッシュな本『久米島生活』をご紹介。
観光産業によらない久米島
久米島が何故旅行雑誌などで大々的に扱われないかと言えば、久米島が他の島と違って観光産業によらず、サトウキビ、車エビ、海ぶどう、海洋深層水、化粧品など多くの産業を持っており働く場所を確保しているからだそう。大人の島
著者がはじめて島を訪れた時に感じた印象は、地味な島だな、と言うことだったそうです。他の島のようにトロピカルな印象もなく淡々と流れる空気。
でも、四日間の旅行を終えて帰る時には何故か離れたくなくなったそう。
それは、他の島のように観光をメインにして旅行者に必要以上の観光感を与えるのではなく、島の人が普通に生活している中に旅行者として紛れ込まさせていただいている中で、生活としての島を感じたからだそう。
何もしない贅沢。
沖縄に行くと感じるその感覚がより鮮明に感じられる島なのかもしれません。
久米島ソバ
久米島には、久米島ソバというソバがあります。本島などで有名なソーキそばとの違いは、なんと麺を久米島で作っているか否か。
また、ソバという名称はそば粉を使っていないと使えないらしいのですが、沖縄そばは例外として国から認められているらしい。
1976年に沖縄県公正取引室が、「生めん類の表示に関する公正競争規約」の「『そば』とは、そば粉30%以上、小麦粉70%以下の割合で混合したものを主たる原料とする」という記述を根拠に、この名称に対してもクレームをつけた。しかし戦前より一貫して「そば」と呼ばれてきた慣習を変えることは困難であるため、沖縄生麺協同組合等の交渉により、1977年通称としての「沖縄そば」が県内のみの使用に限り許可された。その後、1978年10月17日に公正取引協議会「生めん類の表示に関する公正競争施行規則」別表に「本場 沖縄そば」という表記が、沖縄県内で生産され、仕上げに油処理を行うことなどいくつかの条件の下に特殊名称として認可された。これを記念して10月17日は「沖縄そばの日」とされている[10]。
(via 沖縄そば - Wikipedia)
居酒屋
久米島の居酒屋は、二箇所、島の東南に位置するイーフビーチ周辺と、空港から南下したジンジンロード周辺に密集している。なんと言っても、車エビ、海ぶどう、久米島ソバがオススメらしい。
旅行者向けにちょっとお高いけどキレイなお店、値段も見た目もそこそこ、見た目はきたないけど安くてうまい店の三種類が混在しているとのこと。
最後に
久米島には、他にも、はての浜と言う無人の砂浜だけの島へのツアー、バーデハウスと言う海洋深層水を使った癒しのスポットなどがあります。僕も今年は久米島に行く予定。
本書を熟読して楽しんできます。
以上です。