photo credit: Abdulmajeed Al.mutawee || twitter.com/almutawee via photopin cc
Twitterが音楽に関するツイートを分析して未来のスターを発掘?という記事が、mashableでアップされていました。
Twitter Inks Deal With Startup to Unearth Future Music Stars
『CDを売る』というビジネスモデルはほぼ崩壊してしまった、と言ってしまっても良いかと思います。
それでも何故これほどまでに『音楽の新しいビジネスモデル』は、次々に模索されるのでしょうか。
ビジネスモデルが崩壊しマネタイズがたちいかなくなれば、そのビジネスは潰れるというのが常であると思います。
しかしながら、音楽については多くの人が潰れて欲しくないと考えているようです。
そこまで愛される音楽の魅力とはなんなのでしょうか?
CDを買う価値がなくなっただけで音楽が嫌いになったわけではない
そもそも論ですが、媒体として『CDを買う』という行為に価値を見出せなくなっただけで、だからと言って音楽がいらなくなったわけではないのではないでしょうか。個人的には、物質主義の世代でしたので、どうせ3000円でダウンロードするなら、3000円のCD買ったほうがお得な気がしない?などと思ってしまうのですが、実際は、買ったCDをどうするかと言うと、iTunesに繋いでiPhoneに移してあとは棚の肥やし。
ならば、まぁダウンロードでいいか、と言うのはとても現実的。
出会う機会は圧倒的に減った
ユーザーとしては、ダウンロードでもCDでも便利なほうで良いのですが、ダウンロード販売にお金が流れると、今までのようにテレビでバンバン音楽番組がやって音楽に出会う機会を無理やりにでも作られると言うことはなくなります。今までは、受動的に生活していても日本で流行っている歌などは何と無く知っていたのですが、紅白を見てびっくりするほど最近の歌を知らない!なんて事も多くなってきました。
音は脳と密接な関係がある?
出会う機会がない、CDを買いにも行かない音楽ですが、だからいらないかと言うと、定期的に新しい音楽に触れたい、昔の音楽を聴きたい欲にかられます。ライフハッカーさんによれば、脳の活動と音楽には密接な関係があるとか。
好きなジャンルで性格もわかる? 「音楽と人間」の研究 : ライフハッカー[日本版]
確かに音楽を聴くとその当時の思い出が蘇ったり、気分がガラリと変わったりします。
これからの可能性
欲しい(需要)があって、機会と方法(供給)がない。だからこそ、今様々な企業が新しい供給の仕方を提供し始めているのですね。
出会う場の提供、買う方法の提供、そして買う価値の提供。
例えば、昔CDもある時代に何故レコードを買ったと言えば、単純にレコードを梱包するジャケットがカッコよくて、それを部屋に飾りたかったからだったりします。
これからも、音楽というコンテンツそのものの価値がなくならない限り、新しい供給の仕方は次々に生まれるのかもしれません。
以上です。