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はじめに
昨日、2013/10/31にFacebook自身が若年層がFacebookを使わなくなっていることを認めたとして株価が下落しました。ティーンエイジャー:「Facebook?もう使ってないよ」 | ReadWrite Japan
僕は株をやらないので、良くわからないのですが、1ユーザーとしてみれば、Facebookが若年層の支持されていない事くらい周知の事実であると思うのですが、それをFacebook自身が認めることでこれ程株価が変化するものなんですね。
本日、2013/11/1に確認したところ、すこし戻りはじめているようなので、一過性のものかもしれませんが。
Facebookの若年層離れ、あるいは、そもそも若年層は使っていないと言う話しは、日本ではFacebookが有名になり始めた頃から言われていた事ではあります。
僕らのオンラインにおけるコミュニティ、コミュニケーションは、常に変化し、そのベストな形を模索し続けている。
そして、コミュニティやコミュニケーションの質や量を変えようと思う時、最もわかりやすいのは、ツールを変える事でもある。
果たして、Facebookは、強力でありながらも刹那的なこの分野の王者でありつづけることが出来るのでしょうか?
至極当たり前の話でしょう?
Facebookは、おっさんの社交場であり、がんじがらめでちっとも面白くもない。ただのID連携用のアカウントだ。
誰もが感じるそんな思いを、以下の記事は短い言葉で端的に表現してくれています。
ポストFacebook時代に必要なのはインタレストグラフベースの非実名制の空間だ。:Speed Feed:ITmedia オルタナティブ・ブログ
若者、特に中高生くらいにはFacebookは難しすぎるし、おっさんくさくてクールじゃない。お父さんのお気に入りの酒とかゴルフクラブの話をみても面白いわけがないよね。
刺激的なパーティに出ていても悪さをしているとは限らない、なのにタグ付けされた写真をネタに親に叱られるのもかなわない。ネイルやカラコンを愛して茶髪にするからといってイコール不良ってわけでもないことは、ほんとはみんな分かっているはずだよね。だから子供達は自分たちだけで楽しめる空間を欲するわけ。
至極当たり前の話でしょう?
おじさん、おばさんはやがてブームを殺す
以下の記事によれば、なぜFacebookが若年層を引きつけ続けなければいけないかを、ズバリと言っています。理由は、おじさん、おばさんはやがてブームを殺すから。
自分もおじさんなので、耳が痛い。
でも、まぁ確かにそうだなぁ。
もう、意味もわからずに熱狂するような事はなくなり、本当に良いと思うものをゆっくりと愛していくようなほうが心が落ち着く。
それは、「ブームを殺す」と言う事なんでしょうね。
若者離れに悩むFacebookの新しい戦略―モバイルOSのスキン「Facebook Home」 - MdN Design Interactive - Webデザインとグラフィックの総合情報サイト
では「Facebookがオジさんオバさんコミュニティとしてがんばればいいじゃないか」というと、そういうわけにはいかない。社会を活性化するムーブメントはつねに若年層の間のブームから生まれるものであって、中高年層はそれらを熟成させる役目を担い、過度に熟成させすぎれば、やがてブームを殺す。これが普遍的なプロセスである。
最後に
僕の感想としては、Facebookは最初から若年層には支持されていなかったし、これからもされないだろうと思います。少なくとも日本では。
FacebookがGoogleと決定的に違うのは、テクノロジーで世界を変えたわけではなく、コミュニケーションの仕方を変えるためにテクノロジーを利用しただけであって、コミュニケーションがまた別のフェーズに変わってしまえば、それについていくだけのテクノロジーがあるかと言えば、限りなくNOに近い事だと思うのです。
とは言えしばらくは、Facebookも生き残るのでしょうけど、2015年は?と言うとかなり怪しいんじゃないか、と考えています。
2015年、僕らはどんなツールを使ってどんな風に人とコミュニケーションを取ってるのでしょうか。
以上です。