献本いただいたので、さっそく読んでみました。
著者自身が学生の頃に出会うバングラデシュの食料の問題
(米やパンが足りないのではなく、栄養が足りない)や、
ミドリムシの可能性と自分にはない能力を持った様々な人たち、
堀江貴文さんとの出会い、
ライブドアに出資してもらったために、
ライブドア問題による世の中からの言われなきバッシング。
何度も破産寸前に陥りながら、迷いながら思いを固めていく姿を描いています。
面白くて3時間くらいで読んでしまいました。
不勉強で知らなかったのですが、ミドリムシは植物性の栄養素と動物性の栄養素を併せ持っているのだそうです。もともと地球上の生物の栄養素の起源はミドリムシなどの微生物によるなのだとか。
また、CO2の吸収量が半端ないらしく、植物性の栄養素と動物性の栄養素をもっているので、そこから取れる油はジェット機の燃料となる可能性もあるのだとか。
うまくいけば地球の食料の問題、エネルギーの問題、温暖化問題を解決するかもしれないとのこと。
最近、自分がネット系の企業にいるせいか、ベンチャーや新しいサービスは、大抵ネットを使ったサービスばかり。
しかも、それらは結局マネタイズが出来ずに
最後は、マネタイズに走ってわけがわからなくなるか
どこかの企業に買収される。
いったいこんな事繰り返してなんの意味があるのだろう?
と思っていました。
そんな時に献本頂いたこの本を読ませて頂いて、本当に感動してしまいました。
毎日目に見えない「人の幸せ」ばかりを語って仕事していると、実態としての「人の幸せ」にすごくはっとさせられてしまいます。
ネットもすごく便利ですけど、個人的にここ10年くらいでもっとも感動した「幸せにしてくた」ソリューションって実は、「トイレのウォシュレット」「床暖房」「お風呂の自動給湯」だったりします。
貧乏アパートに住んでいた状況から今のマンションに引っ越したときには、君はもう少し幸せになっていいんだよ、と言われているのかと思いました。
そういう実態として「幸せにする」技術がどんどん出てきて欲しいなと。
図書館で借りれるのかちょっと不明なのですが、特にネット系の企業につとめている方や、世の中を本当に良くしたい、起業したいと思っている方は一読されることをおすすめします。
以上です。